どうやって魚を30匹出しているの?
ゲームを始めたら魚が30匹出てくる。でも右下のスプライトリストを見るとスプライトの魚は1匹しか用意されてないみたいだね。 どうやってこの1匹から30匹に魚を増やしているんだろう? 注目するのは「魚」のスプライトのプログラム! 「魚」のスプライトをクリックしてプログラムを開いてね。
ブロックの固まりが4個あるけど、この固まりに注目するよ。 どのブロックで魚を30匹に増やしているのか考えてみよう!
正解はこの2つのブロック。 『自分自身のクローンを作る』を『30回繰り返』して 30匹の魚を作っているんだ。
『自分自身のクローンを作る』って何?
まず、「クローン」は、あるものと全く同じもののこと、コピーのことを表す。 だから、『自分自身のクローンを作る』は、自分と全く同じコピーを作るってこと! このブロックで作られたクローンの「速さ」や「見た目」は、クローンが作られた時のオリジナル(コピー元)のものを引きつぐんだ!
『~回繰り返す』って何?
次に、 『~回繰り返す』というブロックについて説明するよ。
この繰り返しブロックは口みたいな形をしているので、中に他のブロックを入れて、囲むことができる。
そして、繰り返しブロックは、設定した回数だけ中のブロックがすることを繰り返し行うという機能を持っている。
例えば、下の左側のブロックは、『10歩動かす』を『10回繰り返し』ていて、
10歩 × 10回 = 100歩動かす ことになる。
右側の『100歩動かす』ブロックと同じ命令をするブロックになるんだ!
ゲームに出てくる魚の数を変えてみよう!
繰り返しブロックの働きは分かったかな? 魚が30匹でてくるプログラムについて少し復習! このプログラムでは、『自分自身のクローンを作る』という命令で1匹の魚を作る。 これを繰り返しブロックで囲んで30回繰り返すように命令しているので、 1匹 × 30回 = 30匹 の魚が作り出されるんだ!
試してみよう
繰り返しブロックの働きは分かったかな? そうしたら、繰り返しの数を30回から5回に変えてみよう! ゲームには何匹の魚が出てくるかな?
どうなった?
ゲームにでてくる魚の数は5匹になったかな?
1匹 × 5回 = 5匹が出てくるはず!
クローンと繰り返しブロックを使って魚をたくさん出していたんだね。
元通り、ゲームに魚が30匹出てくるように繰り返しブロックの数字は直しておこう!