開催概要
- 授業内容
- Scratchでブルーカーボンチャレンジ!
- 日程
-
2023年10月19日(木)13:35~15:05
- 実施校
- 神奈川県 横浜市立洋光台第三小学校
- 対象学年
- 6年生 (26名)
レポート
横浜市立洋光台第三小学校6年生の皆さんには、「Scratchでブルーカーボンチャレンジ!」に取り組んでいただきました。授業でSDGsについて調べ学習をしている児童の皆さんですが、今回の出前授業では「プログラミング」という新しい視点で海の社会課題を勉強しました。
人間の社会活動により大気中に増加している二酸化炭素は、海にも溶け込んでいますが、その量が多すぎると、海水がアルカリ性から酸性へと傾いてしまう「海洋酸性化」がおこってしまいます。
この問題を解決するひとつのキーワードが「ブルーカーボン」です。海洋に生息するアマモなどの海草は、光合成で二酸化炭素を吸収・貯留する役割を担っています。
プログラミング学習としては、Scratchの中の海に、「リスト」というブロックをつかってアマモのキャラクターを植えていくプログラムを作りました。そうすると、上から落ちてきた二酸化炭素をキャッチして、スコアを得ることが出来ます。最初は、ゲームに慣れている子ども達にとっては簡単な設定になっているので、次は自分たちでゲームを難しくするプログラムに書き換えていく作業にチャレンジしました。
授業の最後には、アマモの減少について取り上げ、そこでプログラミングが活かされている事例を紹介しました。
洋光台第三小学校は、創立50周年。6年生の皆さんは、Scratchでデジタル花火をつくるプロジェクトを進めているとのことでした。今回の授業が花火プロジェクトに活かされると良いですね。
生徒・先生方の声
- 楽しくSDGsやプログラミングについて学べました。。僕は将来プログラマーになりたいと思っているので、将来SDGsに関するゲームを作りたいです。(小6・男子)
- 海藻がもしなくなったらすごく大変だから、できるだけ二酸化炭素に繋がることを減らしていきたいし、地球温暖化もなくしたいので、もっと気をつけていきたいです。(小6・女子)
- 私達の生活や環境で、海の生物を殺してしまっているのは、知っていたけど改めて、深刻だと思いました。(小6・女子)
- 海のSDGsについては校内のスピーチコンテストで子どもたちが一番取り上げた内容だったので、その点をスクラッチを使って、学習できたのがとてもよかったです。(教員)
主催:一般社団法人 イエローピンプロジェクト
共催:日本財団 海と日本プロジェクト
後援:総務省、文部科学省、環境省
協力:リトルスタジオインク株式会社
このイベントは、海と日本PROJECTの一環で実施しています