開催概要
- 授業内容
- Scratchでブルーカーボンチャレンジ!
- 日程
-
2023年2月1日(水)8:45~12:15
- 実施校
- 台東区立上野小学校
- 対象学年
- 5年生 (71名)
レポート
台東区立上野小学校の5年生71名を対象に、一人一台端末のChromebookを使用して「Scratchでブルーカーボンチャレンジ!」を実施しました。今回のプログラミング授業は、海洋酸性化による地球温暖化をを解決するための「ブルーカーボン」というメカニズムを説明して、ブルーカーボン生態系の一つであるアマモを植えるプログラミングをします。
「Scratchでブルーカーボンチャレンジ!」では、上からどんどん降ってくる二酸化炭素を、アマモで吸収するゲームをプログラミングしてもらいます。海底のアマモは二酸化炭素を一定回数吸収するとなくなってしまうので、水中ロボットで新しいアマモを植えていきます。
Scratchの「リスト」をプログラムしてアマモを配置したり、二酸化炭素が落ちてくるタイミングや速さをプログラムをすることでゲームの難易度を自分で変えることができます。児童のみなさんは自分の好きなようにゲームの設定をプログラムすることで、教室内はとても盛り上がっていました。
二酸化炭素を吸収する新しい手段としての「ブルーカーボン」を増やすためには、アマモなどが生息する「藻場」を大切にしていかなければいけません。藻場はいくつかの原因で減少してしまっていますが、プログラミングを利用したアマモの生育管理や養殖といった取り組み事例があることを紹介しました。
児童の皆さんには、魚や動物たちだけでなく、多様な植物も生態系の一つとして海を守る重要な役割を担っているということを知ってもらい、これからの学習にぜひ活かしてもらいたいです。
生徒・先生方の声
- 植物だけが二酸化炭素を吸収してるのかとおもったけど、海洋生物も吸収していることにびっくりした。(男子・11才)
- 海の大切さだけではなく、アマモの大切さもわかり、より海が大切な存在である事がわかった。(男子・11才)
- 地球の大切な海洋資源について知れたし、アマモの力で二酸化炭素を吸収しているのをゲーム型でやっていて楽しかった。(女子・11才)
- プログラミング(スクラッチ)と出会えた子供がたくさんいて、とてもよい学習になりました。今後、子供が大人になっていく上で、上手にプログラミングを使える、役に立てられる人になってほしいと思いました。(教員)
主催:一般社団法人 イエロー ピン プロジェクト
後援:総務省、文部科学省、環境省
協力:リトルスタジオインク株式会社
特別協力:公益財団法人 日本財団