開催概要
- 授業内容
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4年生 : プログラミングで海の生き物を救おう!
5年生 : Scratchでブルーカーボンチャレンジ! - 日程
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2023年6月20日(水)9:45~15:00
- 実施校
- 東京都 あきる野市 菅生学園初等学校
- 対象学年
- 4年生 24名、5年生 25名
レポート
菅生学園初等学校は周辺地域の広大な自然を生かした体験学習を行っており、この日の「プログラミングで海のSDGs!」の講座にも49名の子どもたちが参加してくれました。
4年生には、海中を漂うプラスチックを食べてしまい、死んでしまう魚が増加している海洋環境の社会課題がテーマのプログラミングの授業を行いました。
プラスチックを含むごみを海に直接捨てている人はごく少数であり、海に流れるプラスチックの大半は家庭排水や川の河川敷に捨てられるごみが要因であるということ。それらをテクノロジーを通じて海中から減らしていくための研究例、また身近なマイクロプラスチック問題の対策の事例として「海を守るレジ袋 - エネルフィッシュ」の実物を交えて最後に紹介しました。
5年生には、海で吸収される二酸化炭素「ブルーカーボン」をテーマにしたプログラミングの授業を行いました。海の中の植物「アマモ」の役割について学びながら、ゲームの中の仮想の海の中ではCO2を吸収しすぎるとアマモがなくなってしまうので、そのあとにロボットで「アマモ」を植えて増やして行くという内容です。海洋温暖化には「アマモ」にも大切な役割があることを学びました。
現在、プログラミングを使ってどんな研究が進められているかなどを最後に紹介しました。プログラミングを通して、児童たちは海洋問題と向き合うことができた様子でした。
参加した子どもたちからは「楽しかった」「知らなかったことを知れて嬉しかった」という声も挙がり、イベントは無事に終了しました。
生徒・先生方の声
- 海についてもっと知りたくなった。SDGsについて家族や友達と話したい。(小4・男子)
- プログラミングでロボットにアマモを簡単に植えさせていたけど、実際は簡単な問題ではないことが分かった。(小5・女子)
- 海が大変なことになっていることを改めて実感しました。これからはわたしもプラスチック製品の使い過ぎに気を付けようと思いました。(小5・女子)
主催:一般社団法人 イエロー ピン プロジェクト
共催:日本財団 海と日本プロジェクト
後援:文部科学省
協力:リトルスタジオインク株式会社
このイベントは、海と日本PROJECTの一環で実施しています