開催概要
- 授業内容
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4年生:Scratchで海の生き物を救おう
5年生:プログラミングでサステナブル漁業体験
6年生:海洋プラスチックごみ調査 - 日程
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2021年12月7日(火)5年生: 8:50 ~ 10:30
4年生:10:50 ~ 13:15
6年生:13:25 ~ 15:00 - 実施校
- 東京都 あきる野市 菅生学園初等学校
- 対象学年
- 4年生(14名)・5年生(15名)・6年生(12名)
レポート
菅生学園初等学校では、学年ごとに違う内容のSDGs × プログラミングの出前授業を体験しました。
4年生はScratchを使用し、海にいるお腹をすかせたシャチを救うため魚の場所を教えて食べさせてあげるプログラムを組みました。その他の学年はmicro:bitを使用し、5年生が持続的な漁業をするための漁船を、6年生が海洋プラスチックごみを回収する調査船を画面上の仮想の海で操作するプログラムに挑戦しました。
4年生は、海洋プラスチックごみに関わるクイズも交えて海の現状を楽しく学びました。5年生は、乱獲を防ぐサステナブル漁業を仮想の海で実践することに挑戦しました。6年生は、海洋プラスチック問題を解決するための「正しい調査と対策」の必要性についてプログラミングを通して仮想の海で体験し、学習することができました。それぞれの授業の最後には、プログラミングを身に着けることで「海の社会課題」にどんなアプローチができるか、実際の事例を紹介しました。
児童からは「今の海の状況を改善するためプログラミングを通しゲーム形式で教えてくれたので、とてもおもしろく、勉強になりました」という感想、担当の先生からは「海とはあまり縁のない場所にある学校なので、プログラミングをあわせて海の現状を伝えていただけたことは、子ども達にとって良い経験だった」という感想をもらえました。
「海の社会課題」についてプログラミングを通して考え、子どもたちにとって社会問題をより身近に感じられる体験となった様子でした。
生徒・先生方の声
- 海とはあまり縁のない場所にあるので、外部の方々に海の現状を伝えていただけるのは児童にとってよい経験になったと思います。(先生)
- 海の環境問題が川や山の環境も関係しているということを伝えてもらい、この問題を身近に感じたと思います。(先生)
- 漁業に関してのお話を、今後も社会科の学習とより深めていけると思います。(先生)
- 今の海の状況をよくする活動についてプログラミングを通してゲーム型式で教えてくれたので、とても面白く勉強になりました。(小6・男子)
- 海も魚も大好きだけど、もしかしたら知らないうちに魚を傷つけているかもしれない。もう一度自分の行動を見直したいと思った。(小5)
- これからはごみを減らしたり再利用したりして海に悪い影響を与えないように意識したい。(小4・女子)
共催:一般社団法人 イエロー ピン プロジェクト、 日本財団 海と日本プロジェクト
後援:環境省、総務省
協力:リトルスタジオインク株式会社
このイベントは、海と日本PROJECTの一環で実施しています