開催概要
- 授業内容
- Scratchで海の生き物を救おう
- 日程
-
2022年6月21日(火)8:40~14:40(3回実施)
- 実施校
- 東京都世田谷区 昭和女子大学附属 昭和小学校
- 対象学年
- 4年生 (104名 3クラス)
レポート
昭和女子大学附属昭和小学校の4年生3クラスを対象に、1人1台配布されているiPadを利用して「Scratchで海の生き物を救おう」を実施しました。授業は、SDGs課題14番「海の豊かさを守ろう」をテーマに、画面の中にいるお腹のすいたシャチを動かし、魚を食べさせるプログラミングに挑戦しました。
普段からプログラミングの授業を受けたことがある児童のみなさんは、Scratchの操作には慣れているようでしたが、SDGsの要素をからめた内容で、興味をもって取り組めていました。
プログラムを組み、シャチにすべての魚を食べさせることに成功しましたが、魚を食べたシャチのエネルギーの変化に違いがあることに気がつきます。実は、魚の中にはプラスチックごみが混ざっていたのです。子ども達には、その「プラスチックごみ」をシャチに食べさせないようなプログラムを考えてもらいました。「海洋プラスチックごみ」は、私たち人間の社会生活によってうまれた問題です。授業の最後には、プラスチック製品を「つくる→捨てる→海へ流れる」というプロセスについて、海に直接捨てることは少なくても、川や風によって流れ、豊かな海が汚れてしまっていることをクイズ形式で学習しました。
今回は、海の生き物を「プログラミング」の力を使って救うことができましたが、現実の世界でも、海洋プラスチックごみなどの問題を解決する様々な科学技術が開発されています。子どもたちには、今回プログラミングを通して楽しく社会課題を学ぶことで、大切な海を守るために将来どんなことができるか、考えてもらう機会になりました。
生徒・先生方の声
- クイズの時、私達人間がたくさんプラスチックを作り、すてている事におどろき、ボランティアで何か出来ないか探してみようと思いました。(女子・10才)
- 今、海で何が起きているのかが分かったし、どんな事をすると力になれるのかが分かったので、よい授業だった。(女子・9才)
- プログラミングやクイズなど、子どもたちが主体的にSDGsを学ぶことができたと思います。ありがとうございました。(担当教員)
- 今、私にできる限りの事をして、少しでもSDGsの役割を果たせるようにしたい。(4年・女子)
共催:一般社団法人 イエロー ピン プロジェクト、 日本財団 海と日本プロジェクト
後援:総務省、文部科学省、環境省
協力:リトルスタジオインク株式会社