開催概要
- 授業内容
- Scratchで海の生き物を救おう
- 日程
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2022年6月10日(金)1回目 13:40~15:15
- 実施校
- 東京都足立区立 千寿本町小学校
- 対象学年
- 4年生 61名(2クラス合同)
レポート
千寿本町小学校の4年生2クラス合同で実施された今回の出前授業は、60名以上の児童のみなさんが参加しました。1人1台配布されているタブレット端末を利用して、Scratchを使ったプログラミングに挑戦しました。授業内容は「Scratchで海の生き物を救おう」、画面の中にいるお腹のすいたシャチを動かし、魚をたべるようにプログラムをします。
Scratchに触れた経験がある児童は少なく、操作に慣れる必要もありましたが、講師やスタッフに、わからないことがあれば素直に質問をしている様子が見受けられました。
プログラムを組み、つぎつぎと魚を食べさせることに成功しましたが、魚を食べたシャチのエネルギーの変化が少し違うことに気づきます。実は、魚の中にはプラスチックごみが混ざっていたことがわかりました。子ども達には、その「プラスチックごみ」をシャチに食べさせないようなプログラミングに挑戦してもらいました。「海洋プラスチックごみ」は、私たち人間の社会生活によってうまれた問題です。授業の最後には、プラスチック製品を「つくる→捨てる→海へ流れる」というプロセスについて、海に直接捨てることは少なくても、川や風によって流れ、豊かな海が汚れてしまっていることをクイズ形式で学習しました。
今回は、海の生き物を「プログラミング」の力を使って救うことができましたが、現実の世界でも海洋プラスチックごみなどの問題を科学技術で解決する活動が数多く開発されています。子どもたちには、今回プログラミングを楽しく学ぶことで、未来を良くするきっかけになるのだと知ってもらえる授業になりました。
生徒・先生方の声
- はじめて、Scratchをして、とてもおもしろかった。(4年・女子)
- ごみを捨てないことや自然の大切さが分かりました。(4年・男子)
- プログラミングについて分かったし、SDGsについても分かった。(4年・男子)
- お母さんなどに教えたいし、今のSDGsや環境についても知れた。(4年・女子)
- 魚たちが大変で苦しんでいることが分かった。ゴミを捨てないように努力をする。(4年・女子)
- SDGsについてプログラミングで楽しく知れた。(4年・女子)
共催:一般社団法人 イエロー ピン プロジェクト、 日本財団 海と日本プロジェクト
協力:リトルスタジオインク株式会社