開催概要
- 授業内容
- Scratchで海の生き物を救おう
- 日程
-
2022年1月20日(木)1回目 8:40 ~ 10:15
2回目 10:35 ~ 12:10 - 実施校
- 東京都 足立区立 長門小学校
- 対象学年
- 5年生 (38 名)
レポート
5年生1クラスを対象に、SDGs × Scratchプログラミングの出前授業を行いました。今回の授業では、仮想の海にいるお腹をすかせたシャチに魚の場所を教え、食べさせてあげるプログラムを組むことにチャレンジしました。
Scratchのプログラムの中には、実践を繰り返すことで気づいてほしい「仕組み」があります。シャチが食べる魚の中には「プラスチックごみ」が混ざっていて食べてもエネルギーにならないので、プログラムを工夫してシャチにプラスチックごみを教えてあげますが、現実の世界では難しいことです。そこで、地球の豊かな海を脅かしている「海洋プラスチックごみ問題」の解説、実際に美しい海を守る為にプログラミングや科学技術を使った活動について紹介し、現実世界でどのような取り組みができるか考えました。
参加児童からは「SDGsとScratchを掛け合わせて、社会問題も知りながら楽しく学習できたので楽しかった」という感想、担当の先生からは「難しいこともこのようなきっかけを与えてもらうと自分たちで考えられるので満足した」という感想をいただきました。
クラスメイトと協力しながらプログラミングを学び、大きな社会課題のひとつである「海洋プラスチックごみ問題」についてさらに興味を持ってもらえる時間になりました。今回の授業を通して、将来「海の豊かさ」を守るさまざまな活動に関心をもち、実践してもらえたらと思います。
生徒・先生方の声
- 私たち教師は子どもたちに伝えていく、一緒に考えていくことが大事だと思える授業でした。今後の授業に生かします。(先生)
- 海洋汚染は聞いたことがあったけど、今日の授業で詳しいことが分かったのでい、プラごみなどを出さないように気をつけようと思った。(5年・男子)
- もし魚が絶滅したら海はごみだけになるから、食物連鎖でほかの鳥やいろんな動物も絶滅したら大変だと思いました。だから、プラスチックごみのことをしっかり考えたいと思いました。(5年・男子)
- 自分たちが何気なく使っているものが魚たちの命を奪ってしまっていることを知って、あまりプラスチックを使わないようにしたいと思いました。(5年・女子)
- 海の問題について自分でできることをやっているつもりだったけど、まだ違う解決方法があることが分かったので、ほかの出来ることもやろうと思いました。(5年・女子)
共催:一般社団法人 イエロー ピン プロジェクト、日本財団 海と日本プロジェクト
後援:環境省、総務省、足立区教育委員会
協力:リトルスタジオインク株式会社
このイベントは、海と日本PROJECTの一環で実施しています