開催概要
- 授業内容
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Scratchでつくるプラごみ回収ロボット
- 日程
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2023年1月30日(月)13:50~15:20
- 実施校
- 呉市立波多見小学校(オンライン)
- 対象学年
- 5年生 (30名)
レポート
広島県呉市立波多見小学校の5年生30名を対象に、タブレット端末を使用して「Scratchで作るプラごみ回収ロボット」を実施しました。授業はSDGsの目標14番「海の豊かさを守ろう」をテーマに実施し、児童たちは仮想の海に浮かぶ海洋プラスチックごみを、回収ロボットが正多角形に描いた網で回収するプログラミングに、オンライン授業で挑戦しました。遠隔でのコミュニケーションですが、講師からの質問にしっかりと答えてくれたので、スムーズに授業を進めることが出来ました。
仮想の海のプラスチックごみを回収するには、5年生算数の単元「正多角形と円」の学習内容をもとに、プログラムを組んでいきます。回収ロボットは燃料を消費しすぎると動かなくなってしまうので、それぞれのプラスチックごみをどんな正多角形で効率的に囲えばいいか、よく考える必要があります。児童のみなさんは、疑問に思ったことを質問したり、うまくいったら「できた!」と大きなリアクションをとっていました。
「プラスチック」はとても便利で私たちの暮らしには欠かせないものですが、捨てられてしまうと自然にかえるまでとても長い時間がかかります。授業の後半は、プラスチック製品の「つくる、捨てる、海へ流れる」というプロセスをクイズ形式で学びました。川や風によって海へとごみが流れ、豊かな海が汚れてしまっているのです。海洋プラスチックごみを1人1人の手で回収するのは大変なことですが、様々なICT技術(プログラミング)を応用して、効率的に回収している取組事例を紹介して締めくくりました。
算数やプログラミングなど、学校で習ったことは児童の皆さんが大きくなった時に、海を守ったり社会課題を解決するために役に立つということを忘れないで、楽しく勉強を続けてほしいと思います。
生徒・先生方の声
- あみをつかってとるときにかこってあみをまいたらゴミがとれてそれがすごいリアルでした。(11才男子)
- 世界の人たちがごみをなくすというのにいろいろなことを考えているのがすごかったです。(11才男子)
- 帰ってもプログラミングで習ったことやまなんだことを実こうしてやってみたいです。(11才男子)
- ぼくもプラスチックをへらすためにSDGsを守ってプラスチックをへらしていきたい(11才男子)
- 算数の内容とプログラミングと本校5年生の総合の内容に合っていたたため、満足したし、また参加したい。実際にMBotなどのロボットプログラミングの講座があればやってみたいです(30代教員)
主催:一般社団法人 イエロー ピン プロジェクト
後援:環境省、総務省
協力:リトルスタジオインク株式会社
特別協力:公益財団法人 日本財団