開催概要
- 授業内容
- Scratchで海の生き物を救おう
- 日程
-
2024年1月25日(木)プログラミング授業
1回目 9:40~10:25
2回目 10:50~11:35
3回目 11:40~12:25
講義 13:50~14:35 - 実施校
- 宮城県 仙台市立荒井小学校(オンライン)
- 対象学年
- 4年生 (71名)
レポート
4年生3クラスを対象に、SDGs × Scratchプログラミングのオンライン出前授業を行いました。今回は各教室にあるモニターを介して、一コマずつプログラミング授業、その後一斉にSDGsの講義を行いました。
プログラミングの学習では、仮想の海にいるおなかがすいたシャチに、魚の場所までメッセージを送り食べさせてあげるプログラムを組むことに挑戦していただきました。はじめは、メッセージを送ってシャチが動く様子を見るだけで驚いていたみなさんでしたが、理解が進んでくると、何かに気付くようになります。
おかしなことはなかったかなと聞いてみると、「満腹じゃない!」「え!魚を食べたら(エネルギーが)減ってる!」と、プログラムされていた秘密に気が付きました。エネルギーを増やすために食べ進んでいた魚の中にプラスチックごみが混ざっていたのでした。食べないようにするにはどのようにプログラムを書き換えると良いか考え、無事シャチを救うことができました。
プログラミングの学習後は、各クラスを同時にオンラインで繋げ、一斉講義を行いました。
ごみ問題クイズでは、手を上げた児童がパソコンの前まで来て発言をする形式に盛り上がりました。地球の豊かな海を脅かしている「海洋プラスチックごみ問題」。マスクや手袋、洋服までも、身近にあふれているプラスチックごみに対して自分たちには何ができるか考えていきました。3Rを知っている児童が多く、リユース「もう一度使うみたいな・・」リデュース「まず、ごみになるものを減らす!」リサイクル「つくり変える?」と各々の言葉でしっかり答えていました。できないことばかりに目がいってしまいますが、電気を消す、水を止めるなど、普段みなさんがやっていることが寄せ集まって海を守ることに繋がっています。小さなことでもできることや、既にやっていることがあるのだと伝えました。
最後に、今回プログラミングで色々なことを考えたように、児童のみなさんのアイディアがあれば、海の環境問題も解決できる可能性があることを知ってもらうため、実際SDGsに貢献しているロボットやAIを紹介しました。
生徒・先生方の声
- まだ子供だけど、できることはやっていきたいと思いました。自分たちも、少しずつだけど地球に役立つことができているんだなと思いました。(小4)
- 魚はあたりまえに食べられると思っていたけどこれからはありがたく食べる。(小4)
- 海に流されたプラスチックやごみがこんなに多いなんて初めて知りました。これから1年生とかにも、今日やった勉強をを教えてみたいなと思いました。(小4)
- みんなと協力できたおかげでプログラミングがうまくいきました。海にプラスチックを流さないようにするのと、使いまわしすることです。(小4)
- SDGsを学習していたので、ある程度知ってはいましたが、グラフや数値を具体的に知り,深刻であるなということを再認識しました。ICT(プログラミング)が今後はとても大切な資質能力と感じたので、学校でも少しずつ取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました。(教員)
主催:一般社団法人 イエローピンプロジェクト
共催:日本財団 海と日本プロジェクト
後援:総務省、文部科学省、環境省
協力:リトルスタジオインク株式会社